ある日のわたしの昼食
お味噌汁は奥に置いています。
いつもは「汁椀は右」「ご飯は左」に置いていますが、撮影用に奥に置いてみたら。意外に食べやすいです。
味噌汁を必ずこぼすADHD
長女が小学校入学と同時に仕事を辞め、夕食に味噌汁を作るようになりました。
残業当たり前のフルタイムの仕事をしていたので、晩ごはんに味噌汁を作った事はありません・・・
夕飯に汁物を作るようになって気が付いたのは、長女が必ずこぼすこと。
しかも、派手にブチこぼす!
派手にこぼした味噌汁は、新築マンションの洋風の襖も豪快に汚します。←多分、わたしは「それ」が嫌だった。
食事をする前に「お汁に気を付けて」と言いますし、食べている途中でも「こぼすよ」と声をかけるけれど、「あっ」と思った時にはこぼれている・・・
かなりの確率でこぼすので、相当頭にくる。
「何回言ったら分かるの?こぼさずに食べることができないの?」
「いい加減にして!」と、怒っていました。
それでも・・・
味噌汁を奥に置くことは全く思いつきませんでした。
「汁椀は右」と教えたかったし、常識だと思っていました。
当時は長女の特性にも気が付いていませんでしたし、どうしてこぼすのか不思議でなりませんでした。
ミニマリストの方の記事を読んで
有名なミニマリスト「阪口ゆうこさん」は、食事の記事で汁椀を奥に置いていらっしゃいました。関西では左奥に置くことがあるそうです。
私の記憶では、阪口さんが「手前にあると落ち着かない(こぼす)」と書かれていた記事があったような気がします。
その時に「あ!」と、幼いころの長女を思い出したのです。
家で食べる食事くらい、楽しいを優先させてあげて
長女がADHDと診断されたとき、食事のマナーについて主治医に尋ねた事があります。
小学生中学年になった長女は、美味しいと思ったおかずのお皿を舐めることがたまにあありました。(^_^;)
主治医の答えは
家で食べる食事くらい、楽しいを優先させてあげてください。
食事のマナーは大切だけど、発達障がいの子どもは日ごろから注意されることが多いので、せめて家族で食べる食事くらいは、「食事は楽しい」ことを教えてほしい。そのためにも、食事のマナーを厳しくしたり、叱ったりすることは避けてほしいと。
阪口ゆうこさんの記事を読んで、幼い長女に「汁椀は右」を教えることよりも、もっと楽しく夕飯を一緒に食べてあげたらよかったな。と思いました。
汁椀は、こぼれない様に奥に置いてあげたらよかったな。
大学生にもなれば味噌汁はこぼさない
一人暮らしの長女の食事風景は分かりませんが、一緒に食事をしていて気になる事はありません。
学食で定食を食べたり、ファミレスで食べるときにこぼしたという話も聞きません。
ある程度、大きくなってからマナーを教えても十分間に合います。
長女と旅行でフランス料理のフルコースを食べた時、「フォークとナイフって外側から取るんだったよね?」と、スマホでググりました。
滅多にない機会だったので、それも楽しい思い出。(笑)
食事のマナーで一番大切なのは、一緒に食べている相手に不快に思いをさせないことかなって思いました。
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