大切な言葉はトイレにある『童話館ブッククラブ』

【旧ブログ・窓際の小さな自転車】
★発達障がいと絵本★

我が家のトイレ、ドアを開けると、正面に手洗器があります。

その上に飾っているのは童話館ブッククラブから贈られた卒業証書
この卒業証書には、素敵な言葉がたくさん書かれています
絵本を通して成長を見守ってくれた童話館ならではの言葉です

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便器に腰掛けると、前方右側に見えます。
真正面に飾らないのは、狭小トイレなので、手を洗う時にジャマになるから。
我が家は小さな2LDKマンション

長女は3歳から17歳まで、童話館から毎月2冊の本を届けてもらっていました。
中学受験、高校受験の時にしばらくお休みしたので卒業したのは高校2年生。
約14年間、親子で楽しませてもらいました。

絵本が大好きだった私は、幼い長女と絵本の時間を共有したくて、多動な長女を相手に……頑張りました!座る事すらできない長女ですから。

長女の子育てで、本気で力を入れたのは、絵本の読み聞かせだったと思っています

努力の甲斐あって、保育園に年少さんで入園した頃には、私の膝に座って絵本を見るようになりました。

いろんな本を読んであげたいけれど、私の好みが影響し、同じ作家、同じ出版社の似たような絵本が増えます。

そんな時、小児科で童話館の冊子に出会ったのです。

送られてくる本の多くは、長く読み継がれている絵本です。でも、意外に知らない絵本や復刻本もたくさんありました。
中には私なら絶対に選ばないと思う本、本屋さんで見かけても手に取らないと思う本もありましたが、そういう意外な絵本が娘たちのお気に入りになることも多かったです。

長崎のゾウの本屋さん(童話館)から届く本は、親子の楽しみでした。

卒業証書の最後に「何かあったら、本棚の前に立って、絵本を手に取って」というメッセージと、愛情いっぱいのエールが書かれています。
文章を紹介できないのが残念ですが、親である私にとっても大切な言葉がたくさん詰まっています。

毎日必ず目に入る言葉。日々の慌ただしさに、目に映るだけの日の方が多いけれど
嬉しいことがあったときはもちろん、凹んでしまった日、心が疲れている時。そう、何かあったとき……無意識にこの言葉を読んでいます。きっと、娘たちも同じなんじゃないかな。

ADHDの長女が本の虫になったのは、娘と一緒に大好きな絵本を楽しみたい!という私の強い願いと、童話館から毎月届く絵本を長女が楽しみにしていたからだと思います

ADHDと読書。本の世界を楽しめる子育ての工夫は、また記事にしたいと思います。