学校に友達がいないこと

【旧ブログ・窓際の小さな自転車】
★二女・中学1年生★

二女、6年生は、保健室登校で過ごしました。
保健室は自由に自学ができて、発達障がいの子たちも一緒にいて居心地は悪くなかったようです。学校の対応にも恵まれていました。

小学校の間は学校に行くのが苦痛で、「今日は行きたくない」を、2年生からずっと繰り返していました。

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大晦日の日、実家からの帰り道を車の中で迎えました。
ジャニーズカウントダウンを、車のTVで楽しんでいた二女。
日付が変わると同時に、二女のスマホが鳴る ♪
中学校のお友達から届いた新年の挨拶。
二女が嬉しそうに「あけおめ ことよろ」って、いっぱい届いてる!
みんな、こんな時間まで起きているんだね!と笑顔で返信していました。

私立中学に進学したと同時にコロナ禍の自粛。
正直なところ、中学で友達ができるとは思っていませんでした。
長女が私立中を退学した経験があるので、合わなければ公立に戻って、学校に行かずに、オンラインで勉強でもいいなって思っていました。

ところが、意外にも友達がたくさんできました。
二女は特性から、自分をガラっと変えることはできません。
中学でも、小学校時代と変わらず、休み時間は自分の席で絵を描いたり、本を読んで過ごしています。その二女に話しかけてくる子がいたのです。

二女は自分のことを話すよりも、相手の話を静かに聞くタイプ。
学校や親、友人関係の不満を聞いてほしい子が、話しかけてくるそうです。

黙って聞いてくれることは共感に感じられるのかな?
二女は、「こうしたらどう?」って意見も、ポツリとしか言わないので、話す方にとって楽なのかも。そして、二女に話しかける子が少しずつ増えていきました。

二女が、自分を変えなくても友達ができたのは、思い切って環境を変えたのが良かったのかもしれません。

今では、自分から友達に話しかけることも増えました。
女子校ならではなのかな?堂々と「下ネタ」で盛り上がったりもするそうです。(笑)

私立と言っても、幅広い生徒を受け入れている学校。
二女のように、小学校で授業を受けていない子も数人います。
中学でも、教室に入れない子も、学校を休みがちな子もいます。
1人で休み時間を過ごしていても、「ボッチ」という言葉で、ヒソヒソと言われることもないようです。

小規模な女子校だからこそ、生徒が周りを気にせず、のんびり過ごせているように感じます。そして、先生方の配慮が細やかなのは親として安心できます。

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小学生時代は「友達なんていないもん」と、いつも言っていた二女。

娘たちを育てて、分かったこと。
友達が必要かなんて、考える必要すらなかったってこと。
自分に無理をしてまで友達を作らなくていいってこと。

学校という世界で今を生きている思春期の子どもが、学校で誰とも話さず、1人で席に座って過ごすのは、大人が想像する以上に、苦痛かもしれない……

それならば、まず先に、苦痛な場所から離れる方法を一緒に考えた方がいいんじゃないかなって思います。

長女は、私立中をイジメにあって退学したという経緯はあるものの、転校先での中学でも、高校でも楽しそうでした。

ところが、大学生になったとたん、「大勢でワイワイするのは好きだけど、そのために無理して友達を作るのも疲れる。友達は数人いれば十分」と、言うようになりました。

高校は楽しかったけれど、友人関係に気を使って疲れもあったそうです。

浪人生活とコロナで、本当の友達がハッキリと分かったそうです。
今までの人間関係を断捨離し、浪人生活で凹みがちな自分を支えてくれた友達だけを、残したそうです。

スタートした大学生活は、オンラインがほとんどですが、週に数回ある対面授業で見つけた気の合う友達や、同じジャニーズを好きなバイト先で知り合った友達。
多くはないけれど、無理せずに付き合える友達といるのが楽しいとのこと。

長女が最初に進学した私立中学ではイジメもあり、裏切られたり、絶望したり、色々あったけれど、当時の部活の先輩(男子2人)と2年に一度くらい3人で食事会をし、連絡を取っています。

あの最悪な中学校での出会いが、今でも続くなんて、当時は思いもしませんでしたが、友達ってそんなものなのかも。

話が横道にそれていきましたが……
学校という世界で生きていく子ども達が、その場所で居場所が見つけられないのは、とても苦しいと思います。

コロナでオンライン授業が広まり、学校教育もこれから変わっていくなら……
私が学校に変わってほしいと思うこと。

不登校や、保健室登校の子への配慮の一つとして、越境通学もっと簡単にできるシステムを作ってほしい。

かつて読んでいた、不登校のお子さんを持つ方のブログなどでも、その大変さが書かれていました。
地元の中学に進学したけれど、やっぱり合わずに学校に行くのをやめた子も。
受け入れる側としては大変かもしれませんが、子どもたちに、環境を変える選択肢があったらいいなぁって思います。

 

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今日のおやつ♪
バターバトラーのバターフィナンシェ。
長女が期間限定で売ってるよ!と、関西から送ってくれました。
バター大好きな私をよく知っています。(^-^)