【旧ブログ・窓際の小さな自転車】
★長女・小学校中学年★
長女が小学3年生の時。
様々な障害を持つ子どもに携わっている先生と
電話でお話する機会をいただきました。
(お会いしたこともない遠い県外にいらっしゃる先生です)
先生に答えていただいたことを、受話器を片手に必死にメモを取り、
メモをWordに打ち込んで長女の資料として残していました。
それを基に、私が発達障がいへのはじめの一歩を
どのように踏み出したのか書いてみました。
私が質問した内容は詳しくメモに書き留めていなかったので、
当時を思い出しながら書いてみました。
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「私の質問」「先生の答え」色分けしています。
質問★1★
集中力が短く、宿題をさせても3分すら集中することができない。
机に向かわせても、手遊びをしたり、
鉛筆を噛んだり、体をゆすったりしている。
先生の答え★1★
長女ちゃんの集中力は十分ある。集中力を発揮するかしないかだけ。
どうしたら集中できるか、親が一緒に考えていく。
発想の転換をする。
叱られても何に叱られているかわからないので、
よく気が付いたね!など、言い方を変えて褒める。
質問★2★
日常生活で指示が通らない。
家の中のルールや約束が覚えられない。
先生の答え★2★
長女ちゃんは無意識のうちに取捨選択ができていない。
一点に集中してしまうので、1回にひとつの指示を短く簡単に言う。
2つ、3つの情報を取り入れながら取捨選択することが脳の活性化。
長女ちゃんの脳は1回に1個しか処理できない。
自分の頭で「こうしよう」と思うと、行動できる。
※意味が分かりにくいかもしれませんが
この言葉には重要マークを自分でつけていました。
私にとって大切な言葉だったようです
言葉で指示を言っても無理。
ボーっとしているとき、集中していないときは、
机をポンポンと叩く→合図となる。
本人の中で、合図が繋がらないと分からない
書いて指示を出すのも一つの方法 → その場合は2つか3つまで。
※ なぜできないの?と思う事 → なぜはダメ。
※ うちの子はこうなんだ → なぜと思わないこと。
苦手なこと→本人にカバーさせよう!!
態度と言葉を何度でも繰り返す。
本人が、お父さん お母さんを求めているときしか親を見ていないので、
根気強く伝える。
例として当時の長女の様子を先生に話した内容です。
★お風呂から上がったら、バスタオルをタオル掛けにかけることができず、家の中のどこかに放置して、裸で本を30分でも読んでいる。 この場合……
バスタオルはタオル掛けにかけること。
お風呂上りにパジャマを着ることを100回でも200回でも
本人ができるようになるまで叱らずに根気強く伝える。
質問★3★
保育園に通っているときは、河童とあだ名をつけられていた。
保育園の先生や、当時(保育園)通っていたスイミングでも
泳ぐことは褒められて自由に潜って泳いでいたのに、
小学校に入ってからクロールや平泳ぎが全くできない。
長女もだんだん水泳に苦手意識を持つようになってきた。
夫が教えているが(夫:小学生時代イトマンの選手)お手上げ状態。
先生の答え★3★
言葉の指示と体の動きを考えて伝えることが大切。
ここはこう、ここはこう……と、言葉で教えない。
泳ぐ事にしても、体を支えながら手とり足とりで、教える。
言葉の意味が分かると体が動く。
まずは体で覚えさせて、ある程度できるようになってから言葉での説明。
(耳は聞こえていないと思って教えてください。と言われました)
長女ちゃんは、脳の中での道筋 → 脳の中でのネットワークがうまくできないから、
無理やりつなげていかなくてはならない
自分で苦手さを克服することが必要。
質問★4★
小学校の宿題の「百ます計算」ができない。
計算はできるはずなのに進まない。
先生の答え★4★
長女ちゃんにとって、「百ます」の「ます」は別物に見えている。
ひとつずつ隠して、1マスずつチャレンジさせる。
質問★5★
学校から帰宅したらずっと喋っている。
やるべき事がどんどん遅れているのに、それでも喋っている。
先生の答え★5★
好きなだけ、喋るだけ喋らせる。
質問★6★
何度教えても、トイレでお尻を上手に拭けない為に、
かぶれなど肌のトラブルが絶えない。
排便後も後ろから前に拭く。
先生の答え★6★
家では、ペーパーでお尻を拭くのではなく、ウォシュレットでお尻を洗う。
自分のお尻が見えないから拭き方を教えても分からない。
性教育も含めて鏡などで見せると納得するかもしれない。
(これは、ウォシュレットを使わせることで解決しました)
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発達障がいと向き合った「はじめの一歩」①~④のリンク
①相談相手
②困っていることへのアドバイス
③道しるべ
④無くしてしまうモノはストックする
二女との土曜のランチは、パン屋さんでやっと買えた「パン好きの牛乳」と一緒に♪