ADHDの公立高校受験

【旧ブログ・いつでもJUMP!ときどきWALK?】
★長女・中学3年生★

私立中高一貫を退学して公立中学に戻った長女。
公立高校を受験する予定です。

なぜ長女を中高一貫に行かせたのか、思い知らされる毎日です。

内申書が大きく影響する公立高校。
中学3年生の最初の説明会で言われたこと。

☆欠席が10日以上あると公立合格は難しい
(私立も10日以上の欠席者は会議にかけられる)
☆通知表の5段階評価で「1」がつくと公立合格は難しい。
☆遅刻は内申に大きく響くので、遅刻はしないように。
注:2015年10月27日現在

多少の熱なら、朝学校に来て出席を取って自宅に帰るのもOKです。
内申書は「早退」となりますが、欠席になるよりマシということです。

【 内申点 】
学校でも塾でも言われるのは、
公立高校の合格基準に9教科の通知表の合計が大きく関わること

長女が受験する予定の公立高校は、
オール4に3が少しくらいの合計が合格ラインです。
中間も期末もノー勉で、たまに一夜漬けしている程度ですが、点数は取れていています。
学校の先生も塾の先生も「え?ノー勉でこの点数ですか?頑張ったらもっと上を狙えるじゃないですか!」と残念がられます。
そこで頑張れないのが長女です
ノー勉である程度の点数が取れるので必死にならないんですよね。
(個別指導の塾では勉強していますが)

 

【 遅刻 】
私立に行っているときは、自分で起きて登校していました。
寝坊して遅刻も多々ありました。
私は遅刻して恥をかいて学びなさい!って思っていました。

長女は学校が楽しくない時、駅をウロウロして時間をつぶして、遅刻して学校へ行くこともあったそうです。
いじめが酷いクラスから自分を守るための手段だったかもしれません。

でもそれは、公立中学校では通じません。
遅刻の回数が増えるほど、公立高校への合格が遠のきます。

 

【 宿題 】
毎回、ブログでお騒がせいている宿題。
私立中学では宿題を出さないからって高校へ上がれないことはありません。
長女の成績だったら、宿題を出していなくても高校へは内部進学ができて、欠点さえ取らなければ高校を卒業することができるのです。

でも!公立中学はそうはいきません。(`・ω・´)

一学期の長女の通知表、理科に「カ-」と、備考欄にありました。
備考欄は、特に書き残すべきことがあるときに使われます。
「カ-」は「課題マイナス」の意味です
要するに、課題(宿題)を出していないということです。

担任から電話がありました。
「カ-」はよほどでないと付けられないと。
(ちなみに課題すべて未提出です)

毎回、高得点の理科で評価は「4」
先生、きっと気持ち的には「3」にしたかっただろうけれど、高得点だけにできなかったと思います。
納得できずに「カ-」という評価になったんだと思います。
課題を提出していれば絶対に「5」が取れるのにもったいない。

 

【 母のフォロー 】
朝、寝ている長女を起こして学校へ行かせる。
毎朝イライラします。
高校へ行ったら絶対に起こしてやるもんか!って心に誓っています。
自分で起きて、自分で行きなさい!
でも、公立高校に行かせる為には、遅刻させるわけにはいきません

宿題だって「宿題は?」って聞きたくないんです。
でも、宿題を出さなければ5段階の評価が下がります。
実力はあっても内申が低いと公立の合格が遠のきます

ADHDの子たちは、親の援助なく公立高校の合格はできないのでは?って思います。
忘れ物もできない、遅刻もできない、宿題も出さないといけない。
ADHDの苦手とすることが全て内申に響くのです。

幸い、学力だけは心配いりません。
長女の学力は、小学校の時に長女に合った塾に巡り合い、中学受験専門の塾で勉強し、基礎がしっかりしている。
これに尽きると思います。
小学生だった長女にとって、塾が世界中で一番すきな場所であったから、今の学力があるんだと思います。
塾の先生たちに感謝です。

毎朝起こすのも、今日は体操服はいらないのか?と尋ねるのも。
あと半年!半年で終わります。
それまでは……
朝から「もう、わかってるって!」と、ムカつく態度を取る長女に我慢しながら……
いや、我慢してないです。
私は朝から怒鳴ってます

パパと話します。
「なんで中高一貫に行かせたのか忘れてたね。
ADHDの長女に内申点を取りながら中学校生活をさせるのは無理だろうから、
内申がなく、内部進学で高校を卒業できる中高一貫を選んだんだったね」

そして、二人で溜息をつくのでした。