【旧ブログ・いつでもJUMP!ときどきWALK?】
★長女・中学生 & 二女・小学校低学年★
娘たち、転校先の始業式は同じ日でした。
長女は新しい制服に袖を通し、
二女はランドセルと「休み明けに持っていく荷物」を、両手いっぱいに持って家を出ました。
小学校で長女と別れました。「一緒に行けなくてごめんね。」と言うと、大丈夫だよ!と笑顔で、私たちを振り返らず、一人で新しい中学校へ向かいました。
二女は私と一緒に元気に靴箱へ向かったのですが……靴箱に到着すると、急に「行かない」と言い出しました。見知らぬ子ども達を見て急に不安になったようでした。
靴箱には二女の名前がちゃんと書かれていました。
二女に靴の場所を教え、「ママも一緒だから」と、なだめすかして職員室で教えてもらった会議室に行き、二人で待っていました。
私にぴったりくっついて不安そうな二女。
しばらく待っていると担任が迎えに来てくれました。
担任と、私と一緒に教室へ行きましたが、廊下で動かず、私の後ろに隠れて教室に入りませんでした。先生とお友達が、廊下にいる私たちに歌を歌ってくれました。
それでも廊下から動かないので、私が手を引っ張って二女と一緒に教室に入りました。
冬休みの宿題のチェックから始まった一時間目。
ハンカチ、ティッシュ、名札の持ち物確認の時、後ろの棚に置いたランドセルから、保育園からの、幼馴染がプレゼントしてくれたハンカチを取り出した二女。
ハンカチを引き出しにいれて、ずっとハンカチをさわっていました。
そして……いよいよ二女が自己紹介することに!
一時間目が終わろうとしていた頃でした。
挨拶できるか心配でしたが、私から離れて一人で前に行き、
「○○からきました。二女です。今日からよろしくお願いします」と、立派に!!
挨拶ができました。(^-^)
席に戻ると引き出し開けて、ハンカチを時々さわっていましたが、それが落ち着くのだろうと思って、私も見て見ぬフリ。
二時間目の始業式からは「ひとりで大丈夫」と言うと、私と離れて始業式が行われる体育館へ向かっていきました。
順応性が高いと、コメントいただいた二女。そのとおり!なんです。
ただ、初めてのことが苦手です。
誰でも初めては緊張するのは当たり前ですが、いつもの二女は元気で人なつっこくて、
「厚かましい」くらいに積極的なので、初めてが苦手という事を親もつい忘れてしまいます。
周りの人は、日頃の二女から想像ができないそうです。
もしかしてとは思ってはいましたが……それでも、頑張って挨拶した姿。
横で見ている私の方が泣きそうでした。
吹っ切れると、そこからは早いのが二女の良いところ。
下校時に迎えに行くと、歩いているお友達に、一緒に帰ろう~って声をかけていました。
長女は「緊張した~」と言って帰ってきました。
初めてに苦手意識を持たない長女。
初めての環境、初めての人間関係、そういう場所で笑顔でいられる長女。
ただ、これまでの経緯で多少、人間関係のトラウマがあるので、新しいお友達に対して慎重にはなっていたようですが、始業式は笑顔で過ごせたようでした。
始まって1か月の新しい環境。
二人とも笑顔で「行ってきま~す!」と家を出ていき、にっこり笑って「ただいま~」と帰ってくる。当たり前のことだけど、とっても幸せなこと。
先日、長女の担任の先生から電話がありました。
「長女ちゃん。とても明るい子です」と言ってくれました。
テンションが高くなりすぎるところがあると伝えていたのですが、「うまくコントロールしていますよ」とのお返事。ホッとしました。(^-^)
ホッとしていると何かが起きる、油断大敵な我が家ですが……
姉妹でケンカしながら一緒に登校する姿は、当たり前のことだけど何より嬉しい日常。
長女の担任の先生にも話したこと。「毎日学校へ行ってほしい」
できれば笑顔で行ってほしい。
学校、もう行けなくなるんじゃないか。何度もそう思ってきた長女の中学校生活。
だからこそ、母の一番の願いです。加えて楽しいと思えれば、幸せです。
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*ちょこっと追記*
始業式の夜、実家の父から電話がありました。
「二女ちゃん、始業式どうだった?長女ちゃんは大丈夫って分かっているんだけどね。
二女ちゃん、いつもは厚かましいのに、意外と最初が苦手だからね。心配していたんだよ」
二女の様子を話すと「やっぱりね~。そうじゃないかと思っていた」と、父。
父は孫のことを良く分かっているんですよね。発達障がいの理解者でもあるんです。
新聞やラジオで、発達障がいの最新の情報を取り入れています。
発達障がいの子どもの記事は、切り取って私に見せてくれたり、ラジオで発達障がいについて流れると「今やってるよ」と、電話がかかってきます。
「お母さんが早く子どもたちに気が付いてよかったね」いつも、そう言ってくれます。
身近に理解者が一人でもいてくれる。ありがたいです。
(義父は認知症が進んでしまったので、理解者は実家の父一人になりました)