【旧ブログ・いつでもJUMP!ときどきWALK?】
★長女・中学2年生★
長女が楽しく学校生活を送っている。
支えてくれる仲間がいる。今、ホッとしています。
落ち込んで悩んでいるときは、ブログに吐き出す気力もなかったです。
このカテゴリ。いじめについて思うことは、い~っぱいありますが、テーマが重すぎて、直面しているときはパソコンに向かえずにいました。
終わったことですが……読んでくださる方はこのままどうぞ。m(_ _)m
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朝、学校へ行くと「上靴」がない。
あれ?と、探していると、同じ部活の子が「また、ないの?」と、声を掛けてくれたそうです。
話を聞くと、数日前、ゴミ箱に捨てられていた長女の上靴を見つけたクラスの女の子たちが、長女が知ったら傷つくだろうと、こっそり戻してくれていたそうです。
「先生に言ってくる~」と、お友達は先生へ報告へ。
担任から報告があると思っていましたが、電話すらない。
(この一年、都合の悪いことは何も報告しない担任にどれだけ腹が立ったことか)
待ちくたびれた私は学校へ電話しました。
「聞きましたか~」のほほんとした担任の声にブチ切れ!
それからは電話で猛攻撃。
「○○(学校の名前)の名前を出すのも恥ずかしい。腐った子供たちの集団ですね!」
帰宅して聞いていたパパにバトンタッチ。
「イジメはどこにでもあります。どう、対処するかが大切なのでは?」
次の日、担任からクラスで話があったそうです。
正直に名乗り出ろ。と。もちろん。名乗り出るはずもない。
その後も長女の上靴は捨てられていたり、通路に投げられていたり。
定演前で長女の部活だけ終わりが遅かった日、「あ、また上靴がない」しかもその日は、下駄箱に砂とゴミが入れられていました。
探す長女を見て、お友達が「また~!先生に言ってくる!」と職員室へ走って行きました。
「どうしたの?」と、あっという間に部活の先輩たちも集まってきたそうです。
お友達が、これで3回目だよねと、長女に言いました。
お友達が知っているのは3回くらい。「ううん。6回か、7回くらいかな」と、答える長女に、「お前、ずっと一人で耐えていたのか!」(男子)
仲良しのお友達のその一言が、心に染みて涙が止まらなくなった長女。
長女は嫌なことされても泣いたりはしない。泣く=負ける
でも、どうしようもなく泣けてきたそうです。
そこへ別の男の子が、「どうせ、お前がなにかしたんじゃないの?」
すると、その言葉にブチ切れた友達が「てめぇ。いい加減にしろよ!」(女子)と言って殴りかかったそうです。一緒に長女も殴りかかって。(汗)
(相手の男の子に怪我がなくて良かった・悪気なく言ったと思うんです)
先輩たちが一緒に探してくれて、やっぱりゴミ箱の中にあったそうです。
大騒ぎのところへ担任到着。泣いてた長女は、「先生なんて何もしてくれない。言うだけ無駄!」と叫んだそうです。
先輩たちは、犯人が見つかったら退学にすべきと。「た~いがく!た~いがく!」と先生の周りで退学コール。
これだけの大騒ぎになり、あっという間に噂は広まる。担任はそう思ったのでしょう。
次の日、クラスの子全員を個別面談したそうです。
この情報は、同級生んのママが、電話で教えてくれました。
学校からは一切報告なし。そして中1は終わりました。
私は担任としゃべるのも嫌で。公立に戻ったら?と、長女に言いましたが、クラス替えしてから考えたいという長女。
春休み。イライラしていた長女でした。
新中学2年生。新しいクラスは穏やかな子ばかり。
中1のクラスから持ち上がったクラスメイトは、女子も男子も優しい子ばかり。
他のクラスは大丈夫?
先生方も、そうとう考えたクラス替え。
先生たちが知っている限りの仲良しグループは皆バラバラに。
(他のクラスでも、イジメや問題が多かった中1です。)
中2になって、新しいクラスは何が違う?トットに尋ねました。
「クラスでね、輪になって手をつなぎましょうっていうのがあったの。誰もね『こいつとは手をつなぐの嫌』と言う子や、わざと手をつながない子とか一人もいないの。前のクラスじゃ考えられない。」
長女の新しい担任と話す機会がありました。
「長女さんを見ていると、こんなにも彼女を支えてくれる友達がいるのかと思います。彼女は決して一人ではないですから」と、話してくれました。
部活の先輩たちにも支えられていることを伝えました。
「解決していない問題はありますが、僕は、隠した子どもの心の方が気になるのです。
何でもない顔をして学校で過ごしているだろう、その子の心の中を思うと心配でならないのです。長女さんも同じことを言っていました。私より、隠した子を心配してあげてくださいと」
長女、随分成長したな~。そう思います。
新しいクラス、最初は慣れるまで疲れきっていた長女。
「クラスでは神経をとがらせて、話す言葉、一言一言を考えてから話す。いつも笑顔を作っている。前のクラスの様に外されないために、全員に気を遣う」
そこまで!「あなたは、あなたのままでいいんだよ」と伝えました。
支えてくれる友達に恵まれて。先日の中間テストでは、男女問わず勉強を教えてもらっていました。毎日学校を楽しんでいます。
実は、これで終わったと思っていたこの話。続きがあったのです。
新しいクラスになってから、2回、上靴が、別のクラスの男の子と入れ変えられていたそうです。その話を聞いたのは、入れ替えられた相手の男の子のママから。
長女は私に内緒にしていました。「どうして言わなかったの!」と、尋ねると、「だって。また学校へ電話するでしょ。次は先生(前の担任)立ち直れないかも」と、言われました。
「中2の担任は知ってるの?」(私)
「うん。ママには言わないで内緒にしてくださいって頼んだ。ママにばれたらめんどくさいことになります。って言っておいた」(長女)
大当たり!
99パーセントの確率で前の担任に電話をしてます。いや、学校に押し掛けるかも。
何故、新しい担任ではないのか。それは……前の担任が学年主任だからです。
新しい担任は、長女の気持ちを一番に考えてくれて私に報告しませんでした。
そういえば、最初の保護者会の時に「なんでもお互いに報告しあいましょう」と言っていたけど「だからと言って、私は全部伝えることができないこともあります。子どもと約束していることもありますからね」そう言っていました。
うちのことだったのか……(^_^;)
上靴を入れ替えられたのは2回だけ。5月の連休後からは全くありません。
今は本当に楽しんでいます。
イラスト提供:ふわふわ。り