桜散る・・・新たなスタート

長女が行きたいと願っていた中学。
残念ながら合格できませんでした。

自分で合否の封筒を開き、不合格の文字を目にして、かなりのショックだったようでした。

そして、長女が選んだ道……
違う私立中学に行くという道でした。

受験直前になって
「希望校に落ちたら、絶対に公立に行かないとダメなの?」
と、何度も尋ねてきた長女。

私は一応、以前から塾の先生に、落ちた時のことは相談していました。
塾の先生が第二志望校として長女に合っていると言う男女共学の中高一貫校。
時々、長女に話はしていましたが、絶対に合格できると自信があった長女は興味持たず。

ところが、受験直前になって成績が思うように上がらず、模試の結果も厳しい状況。
もしかしたら、落ちるかもしれないという不安が、長女に出てきたようでした。

長女に
「大丈夫。落ちたら○○○中学(私立)へ行ってもいいよ。だから、安心して受験に挑みなさい」
と、少しでも安心させたかったので言っていました。

そして……
長女と話し合い、最終的に、違う私立中学への進学を決めました。
長女の気持ちとして、この失敗をステップに次を目指して頑張りたい!というのが伝わってきたので、その気持ちを、今は大事にしようと思いました。

長女の人生初の受験はサクラチルでした。
合格だけを目標に、憧れの中学を目指して頑張ってきた長女。
桜は咲きませんでしたが、受験を経験したことは、親子でよい経験となりました。

今まで運がいいというか、「こうなりたい」と思うと叶ってきたことが多い長女。
そして、本番に強い面も持っています。
でも、合格は運では勝ち取れない。
「不合格だったのは、私の努力が足りなかっただけ。頑張りが足りなかっただけ。」
そう思えたのなら、それは大きな成長。

塾でも「あと少し頑張れ」と、言われ続けました。
もちろん、今の勉強にプラスする具体的な学習内容まで教えてもらっていました。
でも、その「あと少し」が、できずにいた長女。

長女が努力が足りないと思ったのは、
ラジオパーソナリティの方の影響だと思います。

長女が大好きなラジオパーソナリティが
受験シーズンに言っている言葉。
(その方も、誰かから教えてもらった言葉ですが)

受験は一番フェアなスポーツ。
才能も、素質もいらない。
努力だけで勝ち取れる合格


その話を私から聞かされていた長女。
私の言葉ではなく、長女が大好きなラジオパーソナリティの言葉なので、
素直に自分の心に留めていたようです。

終わってしまえばあっという間の中学受験でした。
新しい道への希望で心をときめかせている長女。
成長を感じることができ、本当によかったです。
まだまだ、人生は始まったばかりですから!

長女の合格を願ってくださっていた方、応援してくださっていた方。
本当にありがとうございました。

 

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イラスト提供:ふわふわ。り