「ただいま~」と、帰宅すると一番に目に入るのが羊飼いのコートラック。
このコートラックはドイツのものだそうです。小さなおもちゃのお店にありました。
オーナーがドイツから直接買って帰ったものだそうです。一目見た時から気に入ったけれど、お店は遠くてめったに行けないし。次回購入したいと思いつつ、なかなか購入できずにいました。
購入したのは長女の発達障害が分かってから。
これが、暮らしを長女の凸凹に合わせ、工夫を始めた第一歩だったかも。
小学校から帰宅した長女は、「ただいま~」と言うなり、ランドセルをシャーっと廊下を滑らせ放置。水筒も、帽子も、すべて放置……
そして、機嫌よく帰ってくるときもあれば、学校や、帰り道での「いろいろ」を抱えて不機嫌なときもあります。不機嫌なときは、荷物も乱暴に放置……
そんな長女が帰宅した時、心が和んで、手に持っているものを放置しないで「お片付け」できるもの……羊飼いのコートラック!あれだ!と、思い出し、買いに行きました。
このコートラックは長女もお気に入りで、時間はかかりましたが、自分の大切なものを掛けてくれるようになりました。
それまでの長女は、帰宅して、手に持っている荷物を所定の場所に戻す。そんな当たり前のことが、なかなかできませんでした。
「毎日言っているのに、まだ覚えないの?」
「どうして何度言ってもできないの?」
「毎日、毎日いい加減にして!!!」
長女に数え切れないほど言った言葉です。発達障害を受け入れていなかった頃、知らなかった頃、ほんの少しの工夫でお互い楽になれたのに……ごめんね。
この羊飼いさん。帰宅した家族の心をホッとさせてくれる大切な存在です。
長女が塾に行く時の携帯電話、帽子、自宅の鍵、大切なものを掛けています。
二女が保育園に入園した時に購入したのはあおむし君。
これもかわいくてお気に入りです。
二女はあまり活用できていないので改善しなくては!