フシギな存在

【旧ブログ・いつでもJUMP!ときどきWALK?】
★長女0歳~2歳★

二女が大切に抱いて眠っているピンクのクマちゃん。

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もともとこれは、長女の2歳の誕生日にママ友のMさんが編んでプレゼントしてくれたクマ。

長女はハウスダストアレルギーがひどいので、我が家はぬいぐるみやお人形を購入しません。
それでもプレゼントなどでいただくので、全部で小さいものが7個くらい。
その中で二女が選んだお気に入り。
このクマをプレゼントしてくれたママ友。
幼児期の大変な長女を育てられたのは、ママ友存在があったからです。
いつもクマを肌身離さずにいる二女。
なんだか、見えないつながりを感じます。

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ADHDの幼児期 *長女*

幼児期の長女はとにかく動く!動く!動く・・・(T_T)
じっとすることができませんでした。

当時、住んでいたところは昭和レトロな団地。
公園がいっぱいありました。

公園では、頭から砂をかける長女
まるで水遊びのように砂を全身にかけては喜んでいました。

すべり台も、ブランコも、何でも同い年の子どもよりも早くできましたが、走って公園の外に飛び出すのも、やたら高いところに登りたがるのも、危険なことも、誰よりも早くできました・・・(T_T)

お友達がお昼になって帰るときも、一人残って遊んでいる長女。
他のママ達が帰るときに「大変だね~」と、何気に言う言葉が辛かったです。

どうして、うちの子って大変な子なのかな。
どうして、私だけママ友たちの会話にも入れず長女を追いかけてばかりなのかな。
どうして、普通に砂場で遊んでくれないのかな・・・。

悲しくなることが多かったです

そのかわり、エンジンに突き動かされるように遊んだ長女は、電池が切れたように眠ってくれるので、お昼寝の時だけが唯一のホッとできる時間でしたが、私もくたびれて一緒に寝ていることがほとんどでした。

 

クマを作ってくれたMちゃんは、我が家の真下に住んでいました。
トットより1ケ月早く生まれた女の子のママでした。

真下に住んでいるし、子どもも1ケ月違いってことでお友達になりました。
Mさんは、お子さんをを保育園に預けて働いていましたが、お互いの夫は土日もお仕事でしたので、両家を行き来して仲良くしていました。(家族ぐるみで)

Mさんのお子さんは、座ってご飯を食べるし、手をつないで歩くし、言葉も長女より早い。
いろんな面で羨ましいお子さんでした。

でも、Mさんは「長女ちゃんは運動神経がいいね!羨ましい!」と、いつも言ってれました。

Mさんと長女は、とても相性が良かったです。
長女はMさんが大好き。
Mさんには抱っこばかりされていました。

他のママ達が「大変だね」と、思わず言葉にしてしまう程……
周りから見ても「大変な子」だった長女。
でも、そんな長女をかわいがってくれて、良いところを見つけてくれたMさん。

Mさんのお家は、おもちゃもたくさんありましたが、整理整頓されていて、いつもきれいに片付けられていました。

そのM宅のおもちゃを、片っ端から引っ張り出して散らかす長女。
私も申し訳なくて片付けるのですが、片付けるより散らかすスピードの方が速い!!
帰るときは、来た時のような整然とした感じがありません。
それでもイヤな顔をせず、長女と楽しく遊んでくれました。

そういえば……
Mさんから「大変だね」と言われたことはなかったです。

古い団地なので、長女が走り回ったり飛んだり跳ねたりする音は響いていたはず。
もちろん、苦情なんて一度もありませんでした。

上からドーンって音がして、ワーンって泣き声がしたら、場所的に
「あ、今、テーブルから落ちたんだな。」
「あ、今度はすべり台(家の中の)から落ちたんだな。」って分かるよ~。
「大丈夫かぁ?って思うけど」と、笑顔で話してくれたっけ。

一緒に川に行ったり、お茶したり、お出かけしたり。
あんなに動き回っている長女を一緒に連れても、嫌な顔もせずに、長女の面倒もよく見てくれたMさん。

長女がもうすぐ3歳になる時に私達は引っ越しました。

Mさんご夫婦は、私達が引っ越してしばらくして
別々の道を歩むことになりました。

現在は二人とも新しい家族がいて、幸せに暮らしています。

なので、今はMさんとは年賀状だけのお付き合い。

長女の発達障害が分かったとき、一番に相談したかったのがMさん。
Mさんはトットの幼児期を一番良く知っている人だからです。

でも、新しい家庭を築き、新しい生活を始め、とっても幸せな生活を送っているMさんに、どうしても相談することができませんでした。
Mさんには、今の新しい家族との幸せだけを考えて欲しかったし、一番幸せなときに昔のことを思い出すよりも、今だけを見つめていて欲しかったので。

長女の幼児期……
長女と私達家族を、いつも温かい目で見守ってくれていた、真下に住むMさん家族がいたからこそ、長女を育てられたと思います。
パパと昔話をするときは、いつもMさん家族への感謝でいっぱいになります。
Mさんの元ご主人とは、お仕事の都合で年に何度かお会いします。
元ご主人も相変わらず長女をかわいがってくれます。

もう8年以上会っていないMさん。
長女の受験が終わったら会いに行きたいな。